市川市内に残る貴重な緑地を巡り、その大切さや緑地ボランティアの活動を体験する講座(全6回)が4月6日(土)に開講しました。今回はその第1回と第2回の様子をリポートします。
4月6日(土)、まだ桜が満開だった時期に今年度の「市川の緑地を知るボランティア体験教室」がスタートしました。
初日の午前の部では開講式後に森林インストラクターの植村氏による「市川の緑地のなりたち」というテーマで講座を行いました。私達の住む市川はどのようにできたのか、どんな特徴があるのか、といったお話をしていただきました。
昼食後は「市川の森めぐり」と題して、森を整備しているボランティア団体の案内のもと、実際に森の中を歩きます。初回は考古博物館に隣接する「館の森」(案内は森の博物館)、「堀之内貝塚公園」(案内はいちかわ里山倶楽部)、最後はどうめき谷津から小塚山公園(案内はいちかわ里山整備隊)へ向かいました。いちかわ里山倶楽部といちかわ里山整備隊は活動日だったので、会員の皆さんが実際に整備活動している様子も見ることができました。
第2回は4月27日(土)に行いました。今回は千葉大学園芸学部教授の柳井重人先生をお招きし、「都市の緑の役割と里山再生の意味」と題して、里山のあり方や私達の関わり方についてお話していただきました。
昼食後、大野にある竹林「前畑緑地」へ。ここで活動している「いちかわ里山俱楽部」の皆さんによる指導の元、竹の間伐を体験してもらいました。長い竹を切り倒すという初めての体験に皆さん大興奮でした。
そのあとは「市川山季の会」の案内で大野2丁目緑地へ。ここでは森で過ごすことの心地よさを感じてもらい、グループに分かれて森のことやボランティアのことを話し合って頂きました。
参加した受講生からは「市川にこんな森があるなんて知らなかった」という感想をたくさんいただきました。次回からは大町や柏井など、さらに市川のディープな森へ向かい、楽しみながら学んでいただきたいと思います!